エンディングノートに相続のことは記載できる?
エンディングノートに相続に関する事柄を記載するのは、ごく一般的です。
エンディングノートは、生きている間に自分の意思や希望をまとめておくためのもので、遺族となる家族や関係者が必要な情報を得るための貴重な手がかりとなります。
相続に関する情報をエンディングノートに含めることで、家族や後見人が相続手続きや財産管理に関する重要な情報を把握できるようになります。
具体的にエンディングノートに記載する相続の内容としては、財産についての詳細や、遺言書を遺しているかどうか、重要な書類がどこに置かれているか、相続人となる人の情報などがあります。
財産についての詳細は、自分が所有している不動産、預貯金口座、投資、保険などの財産についての詳細な情報を記載します。
また、エンディングノート以外に遺言書を遺しているかどうか、相続に必要となる書類があるか、その保管場所の記載などもあると家族は安心です。
この他にも、家族以外の相続人となる可能性のある親族などの連絡先や関係性も記載しておくと、遺産相続の際の手続きをスムーズに進めることが可能となります。
エンディングノートは個人の意思を尊重し、円滑な手続きをサポートするための重要な資料ですが、法的な効力は持ちません。遺産分割や相続手続きは法的手続きとして扱われるため、相続に関する正式な手続きや書類は適切な法的手続きを経る必要がありますが、家族にとっては様々な情報を把握しやすくなるので、遺しておくことをおすすめします。